小布施&北斎

地獄谷野猿公苑から山道をくだり、上林温泉駐車場に戻ってきました。
到着したのが、11時過ぎではあったが、少し小腹が空いたので、猿座カフェ(食べログにリンク)で小休憩してから、『小布施』へと向かいます!
車で約18Km、30分ほど南下します。

小布施は、葛飾北斎をはじめ、多くの文人墨客を魅了した町で、歴史や文化にふれられるスポットや美術館などが数多く点在しています。
★小布施町(長野県下高井郡)

特産の小布施栗を使ったグルメやスイーツ、季節それぞれの花景色や、奥深い魅力がギュッと詰められている心温まる観光地です。
★北斎亭(←サイトにリンクしています。)

栗おこわで有名なお店なのですが、今回は弾丸だったので…栗スイーツを堪能しました。

栗の味が濃厚で、そんなに甘くなく大人のスイーツを堪能しました。

北斎館の隣にたたずむ白壁づくりの和風の建物が北斎亭です。
★北斎館(←サイトにリンクしています。)

江戸時代後期に活躍した絵師・葛飾北斎の美術館です。
北斎は、「富嶽三十六景」で世界的に有名ですが、ここに来ると肉筆画から錦絵、版本に至るまで幅広い作風や技術に驚き、北斎の世界観が広がります!
●小布施と北斎
小布施は、北斎が晩年83歳から88歳にかけて四度も滞在し、画業70年の集大成をはかった特別な町になります。
北斎は、小布施の豪農・高井鴻山の庇護のもと、祭屋台天井絵四図や、岩松院の天井絵「鳳凰図」などの肉筆画を書き遺しています。

●春朗
生涯で30種以上の異称をもっていた葛飾北斎は…
本名・中島鉄蔵は、
20歳で晴れて画界デビューを果たし、習作の15年で、勝川派から破門することになります。
●宗理
新たな表現の場を求め、宗理派へ
自然の中に師を見出し、単身独立します。
「森羅万象こそが唯一の師」と悟って名乗った画号が「北斎辰政」。
浮世絵師「葛飾北斎」の誕生である。
●北斎
手がけた読本は10年間で190冊に及びます。
イラストレーターのパイオニアになります。

●載斗
ベストセラー「北斎漫画」で、世界のポップ・アーティストになります。
定規やコンパスを使い、「へのへのもへじ」のような文字絵で絵の描き方を紹介しました。
●為一
60代後半から70代前半で…
全46枚「冨嶽三十六景」をはじめ、花鳥画、化物絵と画技を極めます。
●画狂老人卍
老いてなお飛翔する画狂老人。
肉筆画のさらなる高みを目指します!



70歳以前に描いたものは、実に取るにたりないものばかりだった。
73歳で鳥獣虫魚・草木の何たるかを悟ることができた。
ゆえに80歳でますます向上し…
90歳になればさらにその奥義を秘めて…
百歳でまさに神妙の域を超えるのではないだろうか。
百十歳となれば…一点一点が生きるようになることだろう。
願わくば、長寿をつかさどる神よ、私の言葉が偽りでないことを見ていてください。
と遺し、1989年春、90歳で永眠しました。



そんな北斎の晩年は、龍の絵を描くことが、多かったようです。

最後の傑作に「富士越龍図」があります。
富士山から黒雲に乗り、龍が天に昇るこの絵は、巨星北斎が画業を成し遂げ天に昇る図であると捉えると、大変興味深いものがあります。
★岩松院
天井画である「鳳凰図」が、近くにあるといので、こんな機会もないと思い、車で約10分ほどの山中にある岩松院を訪れます!!

岩松院は、1472年開基と伝わる歴史ある寺院です。
1848年に89歳で葛飾北斎が描いた本堂天井画『八方睨み鳳凰図』で知られています。

外観は素朴な長野県の寺院になります。

北斎が88才の時に1年かけて描かれた鳳凰画、大きさが畳21畳あります!
作成から160年経ている現在まで、一度も塗替えしていないそうです。
素晴らしい状態での保存で、構図も迫力も圧巻です。
4400枚使われた金箔の光沢や極採色は鮮やかで、160年以上経っているとは思えないほどのダイナミックな最後の作品となります。

福島正則が菩提寺としているので、霊廟が建立されています。

眞田神社に続く、二つ目の御朱印です!!
★岩松院(←サイトにリンクしています。)
★2017年3月18日の旅
上田城
眞田神社
黒猫大明神
山本勘助(道鬼)墓
地獄谷温泉 後楽館 ~その壱~
地獄谷温泉 後楽館 ~その弐~
★2017年3月19日の旅
地獄谷野猿公苑 ~SNOW MONKEY PARK~
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信州・善光寺
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